山 行 報 告 | |
2012/6/23〜24 尾瀬・アヤメ平〜尾瀬ヶ原 | メンバ:根来、藤岡(OB) 記録:根来 |
【コースタイム】
6月23日(土)
鳩待峠6:10…横田代7:20…中原山7:52…8:15アヤメ平…8:50富士見小屋…11:10見晴十字路12:00…12:25竜宮小屋…14:00山の鼻(泊)
6月24日(日)
山の鼻8:45…鳩待峠9:50
【記 録】
(23日)
当初、大清水から入山する予定であったが、見晴十字路のテント場が使用禁止になっているため鳩待峠から入り尾瀬沼でテントを張ることに変更。
鳩待峠で尾瀬沼テント場は完全予約との情報を得て、電話してみたが満杯で使用不可であることが判った。またまたルート変更を検討し、アヤメ平経由で山の鼻(泊)に決定。
峠からはダラダラした登りで、入山者もすくなく静かであった。横田代や小さな田代などで花を探しながらアヤメ平に着く。40年前に比べると植生が随分復旧されており、素晴らしい眺めである。
ただ、燧ヶ岳や至仏山には雲がかかっていて全体が望めなかったのが心残りである。
花はタテヤマリンドウやワタスゲなど少し早くチングルマやオウレン、ヒメシャクナゲ、イワカガミ等が咲いていた。
富士見小屋前で設置してある望遠鏡をのぞき富士山を探してみたが、雲が多く同定出来なかった。少し林道を歩き、標識に従って左に曲がり見晴十字路に向う。
下る途中で頂上付近に少し雪を載せた燧ヶ岳全体が見えだした。もう少しアヤメ平でノンビリしていれば良かったのかもしれない。下り道がおわりなだらかな道を暫く行くと、いぶされたような山小屋独特の匂いがしてくると間もなく見晴十字路のテント場に出る。
テント場はトイレが故障して造り替えており、資材をヘリで搬送するため今年の11月まで幕営禁止となっていた。弥四郎小屋まえでコンロを出し昼食タイムの大休憩。眺めなれた景色ではあるが、広々とした尾瀬ヶ原の向うにクッキリと至仏山が望めていい気分である。
原では写真を撮ったり、ベンチがあるごとに休憩したり、流れがあると岩魚を探してみたりとノンビリと歩く。牛首が近くなると軽装の人が多くなってくる。日帰りのバスツァー客であろう。山小屋の荷物を背丈よりも高く積んだ背負子で運ぶボッカさんも時々みかける。
山の鼻に着きテントを張ろうとしたら、ポールを忘れているのに気が付き暫し茫然とし、時間があるので鳩待峠まで行くことも考えたが、それもバカバカしいので伐採された木の枝を利用してなんとか寝られるだけのスペースを確保する。雨の降る気配もないが一応フライもかけた。
夕食まで少し時間があるので至仏山麓の尾瀬植物研究見本園をブラブラする。ここは乾燥化が進んでいるのか、茅類が多く繁茂している。7時からビジターセンターで開催されたスライドショーを見て就寝する。
(24日)
今日は鳩待峠までなので陽が当たるまでノンビリし、テントを少し乾かしてから出発。日帰りツァー客がぞろぞろ下ってくるが、その帰りに出くわさなくって幸いである。出くわしていたらきっと渋滞していたであろう。
1時間ちょっとで鳩待峠に着く。